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表紙 ドーラ 失われた世界

新書館
当時のWINGSは、こーいう大型イラスト集兼コミックスをよく出していて、 その流れで出していただきました。 WINGSで描いた読み切りがメインで、SF短編集ってとこです。 こーいう本は4色ページの描こおろしがたくさんできて、うれしいです。

表紙 ドーラ

新書館
同じタイトルを持つコミックスですが、中身はカダフィという女海賊の短編集です。 元々彼女はキャラバンキッドの中の一話にゲスト登場したキャラですが、 気に入ったので、その後も色んな所に登場しています。 キャラクターの使いまわしといえばそれまでだけど、 作者としては、このキャラクターに成長してもらいたい、 肉付けしたいという思いからなのです。 後半40ページは、完全描きおろし。

表紙 ドラクーン 竜姫兵 全5巻

富士見書房〜角川書店
出版社が変わっている様に見えるが、これは富士見が角川に吸収された結果である。 初の描き下ろし単行本だが、相当に苦労した作品である。 そもそも連載を複数持ちながらやれるものではない。 それでも、戦艦と、美少女剣士に獣人と真鍋ファンタジーの総決算にはなった。

表紙 ソーサリアン
天の神々達 

角川書店
角川の子会社、メディアオフィスからのお仕事です。 最初は完全描きおろしでしたが、 当時立ち上げたばかりのコミックコンプに連載するということになりました。 地味な作品ですが、男を主人公にしたという、 真鍋譲治にとってエポックメイキング的な作品です。 因みに私は、ソーサリアンシリーズはやったことはありません。 ゲームをやってる人からは不評でした。 (だってよー、普通にやったらつまらんじゃん)

表紙 ジャンクパーティ

角川書店
久しぶりに小学館に舞い戻り、決定的な手切れとなった問題作。 近未来、ゴキブリ人間と人間との共存を描こうと思ったんだけど、 スラムに住むゴキブリとか、人間の手下になっている白いゴキブリとか描いちゃったら 「差別!」とか言われて、いきなり打ち切られちゃった(ギャーッ) こっちもスレスレの所を狙ってたわけだが、何ともはや...。 描きおろしにでもすればよかったかな...。

表紙 バンパネラ

富士見書房
富士見さんから出していただいた読み切り作品集。 ドラクーンとかいつまでたってもできないので、 この作品集でお茶を濁したわけ。 出自もバラバラの作品が集まってます。 特に表題にもなってる「バンパネラ」は、 白夜が出したソ連、東ヨーロッパ特集のアンソロジー本という正体不明の本に掲載され、 真鍋譲治作品の中で唯一、中年男が主人公です。

表紙 ロシアンクラッシュ

富士見書房
これもまた、お茶濁し本。 「クラフト」っていう、白夜が出したこれまたよくわかんない雑誌で描いたものが、メインです。 この頃はスケジュールが殺人的で、どれも納得した作品にはなってないんですが、 収録している「ふしぎな時のアリス」は、好きな作品です。 あー、こーいうホノボノが描きたい。

表紙 銀河戦国群雄伝 ライ
全27巻 

メディアワークス
主婦の友社
コンプ・ガオと二誌に渡って13年間連載された、真鍋譲治初の長編作品。 殆どライフワークと化していた。 最初は日本戦国史のイメージで始めた作品だったが、 途中で完全に中国史になってしまったな。 アニメ他色んなメディア展開をしたが、結局の所は全部外れ。 色々勉強させられたよ。 取りあえず27巻で終了だが、番外編である28巻、 そして、雷の晩年を描く29巻目が計画されている。