2000 GAO6月号
ライ 第120話


随分と、まぁ制作日記をさぼってしまったな。月刊二本ってこんなに忙しかったっけ?昔は月に4本やってて、 それでもって一週間、ぶっ続けで酒飲んでても何とかなったもんだが、今じゃ、二本でヒィヒィだ。まぁ、当時 と違って、ネットとか同人誌とかがあるかもしれないが、それでもこうも個人的なことが出来なくなるとは迂闊 だった。それにしても、今回制作日記を書く回は、単行本に載って久しい話だね。まぁ、GAO本誌を読んでいない読者 も多いので、ネタばらしとかにならないから、それはそれで良いかもと自分勝手に納得しています。しかし、何 とか次のコミックスが出るまでには、24巻分の制作日記を完成させなくては。25巻目が二月発売な訳で、つ まりは今月中にやれと言うことだ。出来るかなぁ。

そうそう、しばらくなりを潜めていたメディアワークスのポカが、又ぞろ現れましたわ。もう、いちいち具体的 に書くのもウンザリなんだけど、一番やって欲しくない単行本でしてくれるんだもんなぁ。さすがにメディアワ ークスも今まで散々ミスって、ここに書かれたり、関係者が処分されたり、賠償金払ったりして懲りてるはずで、 いやになるぐらい慎重にコミックス制作には、気を使っているんだけど、悲しいかな、描き手の心情が分からな いと言うか、漫画家は生原稿を相手にしているんだと言うことと、印刷所は製版された物を扱っているんだとい うその違いって物が分からなかったらしい。いつも編集さんには絵を見る力を養って欲しいと思うのだが、、 例え、どの作家の絵でも、これは明らかに印刷工程のミスであるという線という物を見抜いて欲しいと思うのだ。 いや、それが分かんないんなら、やはりプロの編集として、給料を貰う資格はないだろう。

今回のミスは、いわゆるコミックスでの著者校で、作者がチェック(つまり、ここは印刷でおかしく出てるよっ てとこに印をして、本刷りの時になおして貰う)したところが直っていなかったと言う問題から、端を発していた。 いや、これだけなら、こっちが直してくれって言ったのに技術的に直っていないんだから、それは印刷所の腕の問 題で印刷所にペナルティを出すか、最悪印刷所を次回から変えるとかという手で解決されるはずだった。 こーいうミスは墨が濃かったり、トーンが潰れた、逆にかすれたとかというのが多いわけで、最近はまず、お目に かかれないミスなのだ。今回のはコピーの輪郭が見えてしまったというミスであり、これも、もうまず発生するこ と無いミスである。印刷所、それをチェックする編集もそれは目立つので、見落とすこと無い(少なくとも、私は そうと信じていた)はずであった。又作家としてもこの原稿の上に貼ったコピーは特に上からトーンを貼るとコピ ーの厚さ分、段差が出来てしまい、それが影となって、印刷時に出る危険性は十分承知であり、常日頃から、 最重要課題として気を付けているのだ。今回はトーン下でなく、普通のモノクロ画面上に大量に出てしまっ ていた。それを指摘して、本刷りでは直っているはずであったのだ。それが直っていない。当然、これはど うしてだと言うことになり、メディアワークス側の「我々も印刷所に強く指摘した」という言葉を信じ、そ れで直せない印刷所は怠慢か、技術不足と言うことになる故、直ちに印刷所を変えるよう横沢編集長にお願 いしたのだった。こんな事で印刷所を変えるのは大げさかと思うかもしれないが、元々メディアワークスは、 何か印刷トラブルがあると、大抵「次から印刷所を変えます」と言うのが常套手段であり、私もそれに習っ ただけである。詳しく見ているわけではないが、過去、一度か二度ほどそう聞かされていたし。これでこの 問題は解決したと思っていた。

ところがドッコイ、それはひょんな所から発覚した。この問題が起きて一月ぐらい経ってた頃だろうか、編 集長からの電話で、今、印刷所を変える手筈になったと言う、事故処理の途中経過の報告があった。ふんふ んと何気なく聞いていたが、ふと、一寸気になって、編集部と印刷所の間の校正時のやりとりや方法を聞い てみた。つまり今回のミスをどの時点で、どのように印刷所に指示し、最終的に何処でチェックしたかとか だ。そこで、色んな疑問が湧いたのだった。

まず、これは私にもミスがあったと言うことを正直に書かねばなるまい。私が著者校正をした時に、その輪 郭線が浮いていた部分を個々に赤ペンでチェックせずに、口頭で伝えたことだった。これは当時の校正紙を 取り寄せてみたので、間違いない。私自身がこのあからさまにミスの部分をどうして口頭のみで指摘したの かは記憶に無いが、慎重さを欠いたのは非難されても致し方ない。 単行本の校正というのは、著者と、編 集サイドが同時に行い、二つの校正を照らし合わせ、編集サイドの校正紙に著者の指摘を書き写して、印刷 所との交渉に入るのであった。つまり、今回は、その校正紙と、私の口頭の指摘の二つを携えて、編集部は 印刷所との交渉に入ったことになる。この口頭という部分に大きな落とし穴があった。著者である私は、勿 論、問題の箇所は当然分かる。しかし、印刷所の人間は、生原稿でなく、刷り上がった物でしか、その問題 の箇所を見ないのである。その時に、これは出てはいけない線(輪郭線は只の線として画面に現れる)と言 う物が描き手ではないのに分かるわけがない。何かの効果とでも思われるだろうし、いや気付きもしないか もしれない。「コピーの輪郭線が出ていますので」と言ったところで、向こうも「はいはい」としか反応し ないのだし、事実そうであったのだろう。ではどうすればいいのか。それはまずは最初に書いたように作者 が、個々にチェックを入れて指摘するべきだったのだ。今思っても何故それを怠ったかは分からない。ビッ クリするほど、露骨に出ているのに。余りの多さにまとめてと言う気分になってしまったのか、正に真鍋 譲治、痛恨のミスである。もう一つは編集サイドで、印刷所との交渉時で、生原稿とを付き合わせるか、も しくは校正紙に私の口頭で指摘した部分を探して書き込んでおくかだろう。編集側にそれが何処か分からな いとは言わせない。もし、そうだとしたら、それは編集失格である。確かに絵を描いたことのない人間であ るかも知れないが漫画家の原稿を一年中扱ってるんだ、そこら辺の目は肥えると思うのだがいかがなものか。 とにかく、口頭での指摘を口頭で伝えたことに今回の問題はある。更にその指摘を受けて印刷所が刷り直し た物を最終チェックで気付かなかったことがまずい。最早作家の手を離れた原稿だ。後は担当が責任を持っ てやって貰うしかないのだ。編集長の弁明では前回のコミックスで、写植のミスがあり、そのため今回はそ ちらの方のチェックに気を取られてたと言うこと。人間何もかもうまくはいかないだろうが、いわゆる最終 段階のチェックである。もう少し気を付けるべきではないか?とにかく、印刷所には大して責任がないこと が判明しただけでもましである。いくら毒日記とか何とか言われても無実の人間に罪を擦り付けるわけにはい くまい。

それにしてもこういうトラブルがある時、編集部の方から名乗り出てくることはまず無いな。見本だって作家 より先に手にしているはずなのに、出来上がった物を確認することもない。指摘されるまで見て見ぬ振りな んだろうか、それともミスに気付かぬボンクラ何だろうか?勿論これはメディアワークスに限ったことでは ないが…以前学研でも印刷所が勝手に人の原稿に手を加えていることを黙認していたし(あそこの漫画部門 が潰れて本当にせいせいしたよ)新書館は原稿紛失の発覚を何とか遅らせようと姑息な手段使ったりしたし ね。

今回のミスを振り返って、つくづく思うのが、担当が変わった時の連絡事項の不備だろう。以前メディアワ ークスはコミックスは書籍部が管轄していたのだが、少し前から編集部が取り扱うことになった。それまで、 一括して一人の人間が全てを管理していて、ミスもその対応も経験として、次に繋がってきたのだが、編集 部に管轄が移ってからは、人事異動やら何やらで担当が変わる度にその経験という奴が寸断されてしまう。 勿論、簡単な引継はやっているだろうが、もっと微妙な問題について、ちゃんと伝えているかどうか…

それと、こーいうトラブルがあると必ず一席設けましょうってのは辞めろよ〜。昔コンプ時代の担当(元祖無能王) が「ウチでは何かあると酒か女で解決するんですよ」って真顔で言ってたよな。いかにも会社って感じ。け ど、それで納得する作家もいるってコトか。う〜ん、俺もバニーだったら一寸心が揺れるが..

全然別の話だが、ライのテレビアニメを制作したくそ会社、エノキフィルムから、ライをCSで流したいとの 連絡があった。編集部としては営業的なこともあり、放映の許可を出したい感じだったが作者サイドとして は当然不可である。出来損ないのアニメを作っておいて、更に儲けようとはふざけた連中である。かけがい の無い一人娘をブタに変えられたうえ、それを人前にさらすようなもんである。言語道断!

ただ、未確認情報ではあるが、ライは一度CSで流れていたという情報がある。この事が又新たな問題に発 展しなければいいが… ここらの情報を読者の皆さんに求めます。私はCSでライを見たって言う人、情報 をお寄せ下さい。

久しぶりの制作日記と言うことで、前書きがやたら長くなってしまって申し訳ない。これからは本題の制作 日記に入ります。

前回は姜子昌の月落としの罠にはまりピンチに陥った雷だった。今回はその続きで、いかにこの危機を脱出 するかと言うところである。ただ月落としという、大がかりな策である。そこから脱出するのに何か奇策が あるわけでもない。つまり師真が月の落下を防ぐ術は無いわけで(例えあったとしても陳腐な物にな るような…)ここは皆の協力でこの危機を脱出するというのがメインになると言うわけだ。

それにしても動画と違いコマによる止め絵でのこの手のスペクタルシーンには限界がある。どんなに激しく 描いてもどんなに効果音をバンバン入れても、やはり動く絵であるアニメや実写にはかなわない。自分の頭の中にある 色んなアニメや映画のシーンと見比べると、そのレベルの表現に達しない自分の作画力の限界がやはり悲し くなる。ライ以上の作品をこの先描くかどうかは分からないがクリエイターとして動画を越える作品を描く というのは私、漫画家真鍋譲治の死ぬまでの課題ではあろう。

冒頭の山が割け、溶岩が吹き出し、地表がめくれ上がるという壮絶なシーンを僅か3コマでまとめてしまわ なければいけないところに漫画の限界があるように思える。その次のページの大荒れの海と竜巻に巻き上 げられるジャンク船というシーンに至っては、この程度の表現しかないのかと言う感じであろう。いつもの 連絡艇に乗って、脱出を計る雷を襲う巨大な隕石と言うか岩石であるが、これも空中でのアクションを考え て作り出した情景である。星と星の接近であるわけだから、その間には凄まじい大気の揺れがあるわけで、 本当は落下する隕石と言うよりも、スターウォーズで、ファルコン号が逃げ込む小惑星帯、アステロイドベ ルトのような物が良かったのだが、大王里が破滅するシーンも含むわけなので、最初は隕石、高度を上げる と小惑星帯と色々差を付けては見たのだが、一寸表現不足だったようだ。大王里に隕石が落ちるシーンは、 一寸古い漫画のファンなら覚えがあるシーンだろう。松本零士の宇宙戦艦ヤマトで、バラン星の前線基地に 人工太陽が落ちるシーンである。もう一寸、大爆発する都の状況を描いても良かったが、スケジュールが許 さなかった。何千万という同胞を犠牲にする訳なんだから、そこん所を詳しく描くべきだったかも知れない が、一連の脱出劇の流れが止まってしまうかも知れないので、断念と言うところだろう。

降り注ぐ岩石をかいくぐり、上空にいるであろう金剛に辿り着くシーンだが、先のファルコン号ではないが 操舵によってかわしていくのは、絵的に一寸無理がある。そんな急制動が出来る船ではないからだ。そもそ も五丈の連絡艇はいったい何処に操舵装置が付いているのだろう。南天側には後部上構に舵輪が付いていて、 それで操作することは分かっているのだが、五丈にはそのような装置が見あたらない。前部上構内には、艦 首の突撃砲と、係留装置で埋まっていることを考えると、後部の上構内にあると考えるしかない。つまり艦 首の見張り、もしくは指揮官の指示に従い内部で舵輪を操っているわけで、それではとても岩と岩をかわし て行くなど不可能だ。つー訳で、項武の登場。彼が艦首に立って、飛んでくる岩を叩き割るというわけだ。 少々滑稽だが、渓流下りで、舳先に立つ船頭さんってとこか。ギャグもこなせて無類の怪力である項武はこ ーいう役にはうって付けだろう。そして項武でもどうにも出来ないような巨大な岩が現れる。あわやと言う 時にその岩を吹き飛ばして、金剛が現れるわけだ。まぁこれも定番ではあるが…

この後の脱出シーンは妖文の艦隊と合流した金剛が、砲撃によって、邪魔な岩石を吹き飛ばしていくという 画面に切り替わって行くが、すんなり行くのも何なので、コミックス掲載時に、自艦を犠牲にして岩石に体 当たりする将を一人追加した。本当は雷の幕下の中の名のある中堅武将をその役に回そうと思ったのだが、 最終決戦を前に、駒が欠けるのはまずいと判断して、無名武将の登場と相成った。彼の冥福を祈ろう。

いよいよ大王里と兄月、二つの星が接触を始める。地平線の果てに互いの星から湧き出したマグマがあふれ 出し、それが段々と手前に広がってくると言うシチュエーションだ。アニメとかで見れば緊迫して凄いシー ンなんだろうが、色もないモノクロ漫画ではその頭の中のイメージが伝わらなくて残念。コミックス掲載時 に光の中に消えていく金剛の艦橋と雷の雄叫び、そして爆発崩壊の中から加速して脱出する金剛のシーンを 追加した。少しでも…と言う、作者のあがきである。

星と星の激突というシーンは15年前のアウトランダーズの月と地球の激突を描いて以来だ。さすがにあの 時より、作画レベルでは向上しているはずではあるが、基本的にはそんなに変わらない物になってしまった。 こーいうシーンはやはり変にトーンとかデジタルを使うより、墨一色の方が良いような気がするがどんなも のだろう。このシーンの後に炸裂する二つの星を描くつもりであったが、なんだか陳腐になりそうなので、 描かないのが無難だ。見開きの連続になってしまうのもまずいしねぇ。

見開きと言えば、今月頭に原稿を渡したコミックス25巻は一枚も見開きがなかったな。ライのコミックス の中では、調べたわけではないが、もしかすると初めてかも知れないぞ。宇宙空間のシーンが全然なかった からねぇ。

話が脱線した。脱線ついでにアニメでも特撮でも漫画でも、星の爆発って難しいね。未だにかっちょいい星 の爆発って見たことない。恐らく星の爆発ってのは、宇宙物の中でも最大の爆発であるわけだろう。CGな んかが進んだ今になっても、デティールが細かくはなりはしたけど、その世界最大のエネルギーの放出とい う、凄さは出ないなぁ。恐らく、ライ終了後、宇宙物はもう描かないと思うけど、これだけは、最後まで、 解決できない課題として残ってしまった。

今思えば、もっとリアクションを入れれば良かった。外にいる連中が、「竜王陛下ー!」って絶叫するとか、 姜子昌側は歓喜するとか、とんでもないことになってしまったという、反応を描けば、もっと緊迫したシー ンになったかも。あれだけのことをやっておきながら、一寸あっさり助かっちゃった感じだねぇ。いつもな がら、ページ数との戦いになるので、どうしても人間の演技が削られてしまうような気がするよ。これは今 暖めている、次回作への大課題だ。

この後、雷を殺せなかった事を悟った姜子昌が、五丈軍に追われて自決を覚悟するところだけど、自分で描 いておいて、こう言うのは何だけど、姜子昌って自決する玉かな?どっちかというとしつこく生き残って、 謀略を考えるって感じなんだけどな。要は姜子昌を逃がすと言う蹄庖の役回りのために、自決云々を入れて しまったのが真相だ。蹄庖の死に場所としては、次号で、姜子昌が死んじゃう訳だから、もうここしかなか った訳だし。

参軍校尉蹄庖…ここで、一応彼の役回り、そして誕生の過程なんかを説明しよう。そう、最初はあくまでも 単純に姜子昌の右腕としての位置づけで画面に登場。純粋な副官というわけではなく、あくまでも姜子昌個 人の部下としてどっちかというと秘書的な役回りと言えよう。小姓とでも言うべきか。だから確かに知勇に 秀でてはいただろうけど、姜子昌は彼に戦略を相談するとかはしなかったと思う。それは蹄庖の能力が劣っ ていたとかじゃなくて、姜子昌が他の役回りを彼に求めたためだと思う。例えば、かの地の海図が欲しいな っと思ったら、それを片手に蹄庖がすっと傍らに立っているとか、喉が渇けば、今汲んだかの如く冷たい水 を持つ蹄庖が控えているとか、そんな感じだろう。こういう関係に二人を持っていったのは、連載を初めて かれこれ3年は経っていたぐらいかな。勿論最初は三国志の呉の国のように、次々と軍師が入れ替わるように 姜子昌の亡き後蹄庖が…と考えはしたけど、彼の風貌からして、一寸姜子昌の跡を継ぐって感じにはなり ませんな。やっぱり小姓止まりだろうし、それが彼には似合ってると思う。一時期、羅候の守り役になって 五丈へのお忍びに同行したりと、結構苦労役もやらしたけど、それも、小姓ならではの彼の性格にあって いたんだと思う。余談だが、彼はなぜだか読者のおねー様には評判が良い。それはここの掲示板を見て貰っ ても分かるとおりである。彼の人気を証明する一エピソードとして、六紋海の戦いで、大津波に姜子昌の戦 艦が飲み込まれた時、彼も流され、戦いの終わった後「蹄庖の水死体も発見された」と言うナレーションと 共に死んじゃう予定だったのだが、それを素早く察知した熱い一ファンから「溺れて死ぬなんて嫌〜」と言う 強烈なメッセージが送られてきて、少しばかり寿命が延びたという、笑える話もある。脇役なのに、こんな にファンから愛して貰って、蹄庖君もさぞ満足だろう。アニメでは酷い扱いだったしなぁ。

その蹄庖が姜子昌を逃がすために、単艦よろしく五丈の大群に突っ込んで、華々しく散っていく。あんまし 武人としての活躍がないだけに、ここではかっこよく死んで貰った。因みに「南天をよろしく」云々の台詞 は、本編の作画中にいらないやって事になって、外されたのだが、編集部に連絡するのが遅れて、そのまま 掲載された台詞である。コミックス時に一寸クサイからやっぱり削除したかった訳だが、蹄庖の最後の言葉 として、これくらいのことは喋らしてやろうと思う残したのだ。単行本時に炎上して宇宙の果てに落ちてい く蹄庖艦を描き足し。これは宇宙戦艦ヤマトの第一話で、駆逐艦雪風が、宇宙の果てに消えていくのと同じ である。やってみたかったのだ。

次回、いよいよ、大将軍姜子昌の死である。これについては書くことが多いと思うので、またまた制作日記 が大変だ。



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