ここでは簡単に彼とその兄弟が所属しているアイオワ級という戦艦について説明します。 細かい項目については無視してく
ださって結構ですが、大体どの様な姿形をして、どのような生涯を送ってきたかぐらいは知って置いた方が良いでしょう。
【 家族構成 】…四人兄弟です。
●長男 | アイオワBB-61 | (1943/2/22ニューヨーク工廠にて誕生) |
●次男 | ニュージャージーBB-62 | (1943/5/23フィラデルフィア工廠にて誕生) |
●三男 | ミズーリBB-63 | (1944/6/11ニューヨーク工廠にて誕生) |
●四男 | ウィスコンシンBB-64 | (1944/4/16フィラデルフィア工廠にて誕生) |
誕生日と、兄弟の順番が違ってますが、出産日と役所に届ける順番が違う様なモノです..
なお、五男六男はかわいそうに育てる余裕が無いとのことで強制流産させられてしまいました。
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【 身長・体重その他 】…誕生時
●基準排水量 | 45000t |
●全長 | 270.6m |
●全幅 | 33.0m |
●吃水 | 10.6m |
●主缶 | バブコック・アンド・ウィルコックス缶8基 |
●主機/軸数 | 蒸気タービン4基/4軸 |
●出力 | 212000hp |
●速力 | 33nt |
●航続距離 | 15ntで15000浬 |
●兵装 | 406mm3連装砲3基 127mm連装両用砲10基 40mm4連装機関砲15〜20基 20mm単装機銃20〜47基 |
●装甲 | 水線307mm 甲板152mm 砲塔前楯431mm 砲塔天蓋184mm 司令塔439mm |
●乗員 | 士官117名 下士官兵1804名 |
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模型にての全体のプロフィール(太平洋戦争時) 
日本の大和級より全長は長いが、 ずんぐりタイプの大和級に比べて、かなりスレンダーです。
これは当時のアメリカ艦艇にとって、 パナマ運河の通過が戦略的義務であったからであります。
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【 経歴 】
日本の新戦艦(大和級)の建造がイタリアのマスコミにてすっぱ抜かれた後、日本側への砲口径の質問状を送ったアメリカが
「回答無き場合は406mm以上と見なす」と言うこと前提に建造した、三種類の新戦艦の内、最後のクラスです。前級が果たせな
かった、攻走守のバランスを取るために、45000tの巨体になりましたが、他の旧式戦艦に対して、特にその空前の210000hpに
よる高速力はあらゆる戦闘にて、艦隊の先頭に立てる様にり、艦隊の主力が空母に移っていった後も、その高性能さを駆使し
て、対空防御や艦砲射撃にてその存在を誇示しました。多くの戦艦が除籍された後も、アメリカが介入する国際的戦争が起きる度
に現役に復帰、その度に装備を一新して、現在の近代海戦に対応しました。湾岸戦争にて、最後のご奉公をした後、兄弟4隻揃っ
て退役、各艦共に記念館になるべく、艦名に因んだ州に引き取られることになりましたが、当のミズーリだけは、艦上にて、日本の
無条件降伏の調印が行われたのこと故に
アメリカの勝利とその後の覇権確立の証として、ハワイ太平洋艦隊司令部のあるパールハーバーに係留されることになりました。
この処置には一部の未だ頭の中が連合艦隊の人には相当怒りを募らせた人もいたらしいですが、私としては至極当然であり、日本人
なら、この地を必ず訪れるべきでしょう。想いはどうあろうとも。
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兵装、電子機器に大きな改造を施した現在の艦容 (公式パンフレット..と言うか、かなりええかげんな案内書のこれ又あんまし上手くないイラストより)
【好きなこと】(これ以下はミズーリ氏に聞いてみました。)
艦砲射撃 ... 気分がスカッとするから
【嫌いなこと】
トマホーク ... 着弾が自分からでは見えないから。欲求不満が溜まる。
【好きな人】
ティルピッツ ... 撃ち合ってみたかった。
【嫌いな人】
大和級 ... 何かと比較されてウザイ。
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艦内の順路図です。ほぼ端から端まで歩きます。
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